育て上げブログ

たちかわ若者サポートステーションのある立川市では、去年の12月、大型商業施設が新しくオープンしました。

 

オープン前の求人雑誌には特集ページが組まれ、アパレルや雑貨などあらゆるお店の店員さんや、飲食店のキッチンやホールスタッフ。清掃員やサービスカウンターなど、たくさんの求人が出ていました。

 

オープンして以来、サポートステーションのすぐ近くの道路に

「駐車場はこちら」

というような看板を持った人が現れました。

普段街を歩いているとよく見かける光景ではありましたが、出勤の度に朝も昼も夜も毎日毎日誰かしら看板を持っている姿を見ると

 

「あれは、人が持っている必要があるのだろうか・・・」

 

と、思わずにはいられませんでした。

結論から言うと、道路交通法の絡みにより、歩行者の邪魔にならないようにすぐに移動ができるよう、人が持つ必要があるようです。

 

雨の日も、風の日も、雪の日も

ただひたすらに、誰とも話すことなく

じっと、じっと看板を持ち立ち続ける仕事です。

私が見た人の中では、まるで自身が看板と一体化したかのようなプロの仕事を見せる方もいました。

 

このような看板持ちのアルバイトの相場は、時給にして約1,000円。日給で約8,000円だそうです。

平成27年度、東京のアルバイトの最低賃金は907円ですので、少し高めになりますね。

 

でも個人的に、私はその仕事を、辛いだろうなぁ。と感じます。

退屈だろうな。や、長いだろうな。

トイレに行きたくなったらどうすればいいんだろう。

なんてことを考えると、大変だろうなぁ。と感じます。

 

でも、世の中には

ただ看板を持って立っているだけでお金がもらえるなんて、なんて楽な仕事なんだ。

と、捉える人もいるので、人によって「大変」と感じるポイントはそれぞれ違って不思議ですね。

 

販売で頭を下げる仕事。

接客で笑顔を振りまく仕事。

配達で車を運転し続ける仕事。

工事現場でひたすら体を使う仕事。

事務でその場に拘束され入力をし続ける仕事。

看板持ちで道に立ち続ける仕事。

 

例えば1時間

販売で声を出し、動き回り、頭を下げて得たお金も

看板を持ち、じっと立ち続けて得たお金も

そこに価値の違いも、偉さの違いもありません。

1万円は、1万円。

 

どんな仕事にも、大変なことや辛いことは必ずあって

そんな仕事を遂行したからこそ対価としてお給料がもらえる。

 

だとしたら、自分にとって大変だと感じる仕事は他の人に任せて

自分にとってはあまり大変だと感じない仕事を選ぶのも方法だと思います。

 

以前、それこそ

「立っているだけだから自分にもできそう」

と言って看板持ちの仕事をした方がいました。

人と話さなくていいから。というのもその仕事をやってみようと思ったきっかけだったそうですが、思いがけず全く関係ない場所の道を聞かれることが多かったようです。

その方は何度か看板持ちの仕事をしたそうですが、看板を持っている間に色々な考えが廻ったそうです。

立っているだけなので。

そこで行き着いた結論としては

 

「どうせやるなら、もう少し違うことがやりたい」

 

そう言って、その方は本格的に就職活動を始めました。

仕事をした経験が、自信と新しい欲に繋がったんだと思います。

何がきっかけになるかわからない。

看板持ちの仕事もあなどれません。

 

そして個人的にも、迷わず目的地にたどりついていますので、看板持ちの仕事の方にとても助けられています。

看板を持っているみなさん。応援しています。頑張ってください。

 

たちかわ若者サポートステーション

http://www.sodateage.net/yss/tachikawa/

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