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日本財団助成事業 夜に居場所がない子ども・若者のための「夜のユースセンター」開設・運営 報告書を公開します 


認定特定非営利活動法人育て上げネットの運営するフラットおおたでは、日本財団助成事業として夜に居場所がない子ども・若者のための「夜のユースセンター」開設・運営を実施いたしました。

本事業内容および効果を報告書としてまとめ、公開いたします。

夜に居場所がない子ども・若者のための「夜のユースセンター」開設・運営報告書

事業実施によって得られた成果と課題について、以下のようにまとめています。(一部抜粋)

夜のユース活動は参加した若者たちに、予想していた以上の変化をもたらした。

他人との交流が苦手で孤立していた若者が、活動を通じて仲間意識を持てるようになり、自然に会話が出来るようになった。活動に目標を持つことにより、一緒に目標に向かって努力するようになり、地域の夏祭りやフェスティバルのステージで発表することができた。

楽器(音楽)、ゲーム、イラストや動画などのクリエィティブは若者に非常に関心が高く、機材を揃えるとそれだけで居場所の魅力が上がる。公的施設でこれらの機材を揃えるのは予算確保や行政のルール上難しい場合も多く、行政や市民の理解促進や民間資金の活用が不可欠となる。

若者の継続的な利用促進には、食は非常に有効だと分かったが、食の提供を続けるにはフードパントリーとの協力や継続的な寄付者の存在など安定的運営体制を構築する必要がある。

安全な居場所としての運営には成功しているが、その先さらに若者が自分の将来を考え行動するためには、外部機関・資源との連携や、居場所の雰囲気・イベント内容・スタッフの関り方など更なる工夫は必要だと考える。具体的には、フラットおおた以外に若者が居場所として利用出来るところや、食事を提供してくれる場所を増やしていく必要がある。


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