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2014年06月01日

2014.6.1 朝日新聞出版「一冊の本」に掲載いただきました。 


6月13日に発売される「無業社会 -働くことができない若者たちの未来-」(工藤啓、西田亮介)の共著者である、西田亮介さん(立命館大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授)の書籍紹介を掲載いただきました。

(著者から)社会学者 西田亮介 なぜ、いま「若年無業者」について考えるべきなのか
「無業社会 -働くことができない若者たちの未来-」朝日新聞出版より6月13日発売予定

「若年無業者」という言葉には、世代を問わず、どこか居心地を悪くさせるところがある。なぜだろうか。多くの人にとって、若年無業者の問題には、積極的に考えたい問題ではない。できれば直視せずに、通り過ぎたい問題だからである。年長世代にとっては、「これだから、若いものは!」という、説教欲を掻き立てられる話題でもある。若年世代にとっても―――とくに厳しい状況に置かれていたり、そのなかで頑張っていたりする人ほど―――「自分は頑張っているのに!」と思えてしまう。彼らのせいで、自分たちの世代が怠けているように見えてしまうから、ともすれば糾弾したくなる。そこに、ぴったりあてはまる概念として登場するのが、「自己責任」である。実に都合良くできている。
(2014年6月1日発行 朝日新聞出版「一冊の本」より抜粋)

「無業社会 -働くことができない若者たちの未来-」は書店やAmazonでお買い求めいただけます。

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