育て上げネット

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2014年06月12日

新刊『無業社会 働くことができない若者たちの未来』出版 

データから見る15~39歳で学校に通わず仕事もしていない「若年無業者」の姿
若者就労支援のNPO代表と、社会学者による ミクロとマクロ 双方の現状認識

「若者と社会をつなぐ」をミッションに若年者就労支援を行なうNPO法人育て上げネット(東京都立川市、理事長 工藤啓)は、立命館大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授・西田亮介氏との共著『無業社会 働くことができない若者たちの未来』を6月13日に出版します。

ニュースリリースはこちら(PDF)

※西田亮介氏は、昨年11月、データにもとづく日本初の若年無業者(ニート)実態調査 『若年無業者白書 その実態と社会経済構造分析』を協働で編集・出版させて頂きました。

(『無業社会』~はじめに~より、抜粋)

「若者の16人に1人が無業」

本書は、量的分析が主目的である白書(※1)に対し、支援現場での事例と、改めて歴史や構造から若年無業者を捉える試みである。できるだけ多くの事例を挙げることで若年無業者の実像に迫るとともに、彼らへの誤解を解くことに注力した。無業となった若者を自己責任で切り捨てるのではなく、社会的な観点で捉え、この問題を解決していかなければならない理由については共著者の西田氏に譲るが、育て上げネットに集う若者は、誰もが「働く」と「働き続ける」をゴールにおいている。そして彼らの「現在地」は若年無業者3類型(※2)のどこかに当てはまる。
「働きたいけれど働けない」
「働き続けることができない」
「もう何から始めたらいいのかわからない」
若年無業者の数は200万人を超え、15歳から39歳までの若者の16人に1人となっている。社会を支える側であることを過度に期待されている若い世代が、働けない状態に追い詰められている。そんな状況から何とか抜け出そうともがいている。これは一部の特別な若者だけの問題ではない。誰にでも起こりえる事象であり、解決すべき社会課題であることに強い信念を持って、西田氏とともに若年無業者に対する誤解を解き、実情を紐解いていきたい。
工藤 啓

(※1) 昨年11月に発刊した『若年無業者白書』 http://www.sodateage.net/research/338/
(※2)平成17年に内閣府が発表した「青少年の就労に関する研究調査」では、若年無業者を「求職型」「非求職型」「非希望型」に類型化している。

【書籍概要】
タイトル:無業社会 働くことができない若者たちの未来
著者:工藤 啓、西田亮介
出版社:朝日新聞出版
出版日:2014年6月13日
価格:821円(760円+税)
216ページ ISBN-13:978-4-02-273565-2

高校や大学に通学しておらず、独身で、ふだん収入となる仕事をしていない15~39歳の
「若年無業者」。潜在数で日本に483万人とも指摘される彼らが年を取り、増え続ければ、
日本の社会は成り立たなくなる。
現場を知るNPO代表と気鋭の社会学者が若年無業者2300人以上からのリアルなデータに基づき
ミクロとマクロ双方の現状認識と衝撃の未来予測、いま打つべき方策を解き明かす。
(目次)
第1章  なぜ、いま「若年無業者」について考えるべきなのか
第2章 「働くことができない若者たち」の履歴書
第3章 「働くことができない若者たち」への誤解
第4章 「無業社会」は、なぜ生まれたか?
第5章 「無業社会」と日本の未来
第6章  若年無業者を支援する社会システムのあり方
第7章 「誰もが無業になりうる社会」でNPOが果たす役割

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