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かわぐち若者サポートステーション

2016年02月18日

かわぐちサポステ利用者インタビュー

 

今回は、ふたりの元利用者さんが、かわぐちサポステを利用していた頃の声をご紹介したいと思います。

※ ご本人たちから掲載の許可を得ています 

 

 

『サポステに来る前は何をしてましたか?』

 

【Aさん】
1年くらい自分なりに就職活動をしましたが成果が出せず、その後、5年くらい何もしませんでした。

 

【Bさん】
僕は中学1年から不登校で。中1のとき以来、人生の半分くらいひきこもり生活でした。少し前、一度働いたんですが1ヶ月で辞めました。

 

 

『サポステに来たきっかけは?』

 

【Aさん】
もう一人では限界、と感じたからです。サポステのことは父から聞いてました。去年の春に知りましたが、秋ごろまで来ることができませんでした。すぐには思い切ることができなかったんです。

 

【Bさん】
僕はフラ~ッと来ました。建物1階のハローワークプラザ川口に来たついでに、3階(かわぐちサポステ)まで上ってみたのがきっかけです。

でも、実はAさんと同じで、これ以上ひとりでいるとダメだと思ってた時に、「仕事の体験とかいろいろできるところがあるらしいよ」と親が教えてくれたんです。

 

 

『かわぐちサポステに来た感想は?』

 

【Aさん】
最初は、「なーにやってんの?」って冷やかす感じでした。その日は、説明だけ聞いて利用登録はせずに帰ってきました。でも、家に戻ってひとりになった時、利用しないとしたら「じゃ、どうすんの?」って思ったんです。「なにはともあれ、やるだけやってみるか」と思うようにしました。流れに乗ってみようかと。

登録後、セミナーなど決まった時間に用事ができたことで生活リズムが変わりました。以前は、昼夜逆転の生活を繰り返していて、それだけでやる気をなくしてましたから、このことだけでもモチベーションアップにつながりました。最近、「元気だった頃の自分」を思い出してきた感じです。

 

【Bさん】
僕は、サポステに来ている人はブランクの長さもそれぞれだったり、中には変わった職歴のある人もいたりと、経歴がバラバラなところが面白いと思いました。

 

 

『サポステ利用を考えている方へ、メッセージをお願いします』

 

【Aさん】
自宅にいた頃は、「答えがないことが答え」と思ってました。最近は、「なにかやらなきゃ、答えもなにもないもんかな」、なんて思い始めてます。少しでも迷ってるのであれば、利用してみたらどうかと思います。

 

【Bさん】
「ニート状態でいるのは自分だけじゃない」と頭ではわかってました。インターネットのおかげで、パソコンの画面を通じて「会話」もできますし。でも、パソコンの前に何年座り続けても、生活が変わることはありませんでした。

僕はやる気がなかったし、働く自信もなかったんですが、サポステでは、ひとりで背負い込んでたものを一緒に持ってくれる人たちがいました。「本当に困っている時に人の助けを借りることは、弱いことではないよ」と言われたことが印象に残ってます。サポステは、復帰のきっかけになる場所だと思います。

 

 

インタビューに応じてくれたふたりのうち一人は、この数ヶ月後、仕事が決まりました。もう一人は、半年間の訓練に参加したのち、仕事に就きました。

 

 

かわぐちサポステの利用を検討している皆さんへ。仕事に就くための「なにか」をここから始めてみませんか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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若者自立支援センター埼玉
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※かわぐちサポステは、埼玉県事業の若者自立支援センター埼玉に併設されているため、

お電話をいただいた際は「若者自立支援センター埼玉です」とお応えしています

 

 

 

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2015年12月23日

体験談:もとは「日々の小さな後ろめたさ」(後編)

前回のブログでは、職場のストレスから開放された若者が、自宅で過ごしているうちに、外出が困難になっていった経緯と、そんなご本人が動き出そうと思ったきっかけをお伝えしました。

 

体験談:「前編」は、コチラ をクリック

 

今回は、ご本人がかわぐちサポステにつながり、就労に至るまでの話をご紹介します。
(ご本人に掲載の許可をいただいています)

  

サポステのチラシに目を通したご本人が、すぐに動き出せたわけではありません。20代後半となり、社会的なブランクがあるご本人にとって、いまの自分と 「働いている自分」には、とてつもない距離があるとしか思えませんでした。しかし、「現状をなんとかしたい」と、もがいているうちにご本人に心境の変化があったといいます。

 

「こうでなければならない」という今までの考えに対して、「いや、そうでなくてもよいのではないか」と考えるようになり、「正社員として就職しなければならない」という強迫観念にも似た思いは、「まずは、復帰のためのリハビリがあってもよいのではないか」と変わっていったそうです。 

 

このとき、ご本人は社会と離れていた自分に「復帰までの3つのルール」を作ったといいます。

 

①イヤでなければ、やってみる
②カッコつけない
③後回しにしない

 

目の前にあるものに対して、「でも、~だし…」などと思ったとしても、イヤである明確な理由がない限り、やってみることにしました。

 

「自分が支援を受けることはカッコ悪い」という気持ちがあったそうですが、復帰のために、まずはここからやっていこう、と心がけることにしました。

 

また、これまで何かを始めるときは、「明日から」、「今度から」と先延ばしにしがちでしたが、やろうと決めたら、とにかく実行することに決めたそうです。

 

 まず、ご本人が起こした行動は、サポステに電話をしてみることでした。まさに決死の思いで、かわぐちサポステに初回登録のための予約電話をしたといいます。予約日に来所できたのはルールが自分の背中を押したんだと思う、と後にご本人から聞きました。

 

かわぐちサポステを初めて訪れたご本人は、かなり緊張した面持ちでしたが、行動のきっかけとなった甥の話をするときには笑顔が見られました。コミュニケーション講座への参加を一緒に検討した際、ご本人が「イヤというわけではないんで、参加してみようと思います」と答えたのを覚えています。

 

いきなり就職準備に向けた講座に参加することは、ご本人に就労への焦りを極度に抱かせてしまう可能性がありました。ですので、負担の少ない少人数のコミュニケーション講座から始め、徐々に就労に近づいていけるようスモールステップを踏んでいき、仕事についてはアルバイトから徐々にステップアップしていく計画を立て、ご本人とスタッフの間で合意しました。

 

そして迎えた講座初参加の日、来所したご本人から不参加の申し出がありました。しかし、ご本人はその場で少し考えたあと、「やっぱり参加します。不安でもイヤではないんで」と言い、その後も継続して講座に参加しました。ここでも、ご本人のルールが自身を支えたのだと思います。

 

講座終了後、ご本人と簡単な話をしました。すると、ご本人は、「ひとりでいた時間が長かったんで、つい自分だけがたいへんなんだと考えてました。それぞれの事情があるんでしょうけど、なんとかしようと考えてる人がこれだけいるんだと思うと、自分も少しずつでもやっていけたらと思いました」と、笑顔で伝えてくれました。

 

その後、ご本人は就職準備のための講座にも参加するようになり、キャリア相談で業種や職種の方向性を相談したり、しごと体験で実際の職場を体験したりと、継続して活動していきました。

 

そんなある日、ご本人は講座で知り合って以来、共に前進してきた仲間が採用されたことを知りました。少し前を進んでいたその仲間から話を聞いたとき、以前の自分なら「彼に比べ、なんてオレはだめなんだ」と思ってしまいそうなところ、カッコつけず、素直に喜べた自分がうれしかったといいます。「もしかしたら、オレもいけるかも」と、より前向きな気持ちになったそうです。

 

それから2ヵ月後、ご本人はアルバイトと並行して応募していた企業に正社員として採用されました。地元企業での採用です。何度も履歴書を作り、面接を受けては不採用となり、苦しい心理状況にもなりました。会話のやり取りが戻った家族の理解と応援や、キャリア相談で就活のやり方を工夫していったなどの要因もありますが、何より、ご本人がめげずに応募活動を続けた成果でした。

  

ご本人が就職して数年以上の月日が経ちます。ご本人は、いまも同じ企業に勤めています。小さな役職もつき、仕事の案件を任されるようにまで成長しました。時折、どうにもくじけそうになると、スタッフとの面談を求めてくる時期もありましたが、その回数も次第に減り、現在は自身の人生を主体的に歩んでいるようです。

  

久しぶりに、かわぐちサポステを訪れてくれたご本人は、笑いながら、次のように言いました。

 

「新しいことに挑戦するときなど、今になっても不安はつきまとうものですね。仕事の苦労も絶えませんし」、「でも、家にいたあのころの気持ちに比べれば、なんてことないんですよね」

  

ご本人は、「復帰までの3つのルール」を、今も人生訓のように大事にしていると教えてくれました。その日、初めての企業を訪問する予定があり、笑顔で「それじゃ、行ってきます」と一礼して去っていく様子に、ご本人が順調であることが伺い知れました。深夜にコンビニエンスストアへ行っていたころの生活から一転、毎日が忙しそうでした。

 

今、仕事に就くことに悩んでいる方へ。かわぐちサポステで、はじめの一歩を踏み出してみませんか。

 

 

  

 

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2015年11月19日

体験談:もとは「日々の小さな後ろめたさ」(前編)

かわぐちサポステを利用した後、仕事に就いたご本人が来所してくれたことがありました。初来所のころとは、風貌も姿勢も口調も様変わりし、まさに働く社会人といった様子でした。

 

今回は、そんなご本人が、かわぐちサポステにつながるまで、就労にいたるまでの経緯をご紹介したいと思います。(ご本人に掲載の許可をいただいています)

 

当時、20代半ばだったご本人は、初めて正社員として勤めた職場での激務とストレスがきっかけで仕事を辞めました。退職後しばらくは、働いているときに持てなかった「自由で気ままな時間」を楽しんだそうです。

 

自宅でネットサーフィンをしたり、好きな音楽を聴いたりと、のんびりしました。気の向くままに過ごす一日は、終わるのがとても早かったといいます。「仕事を辞めたこと」について、友人などへ説明するのを面倒だと思ったため、自分から連絡をとることはありませんでした。

 

時間の制約がなく、好きなことをしているうちに、次第に夜更かしをするようになり、ついには、昼夜逆転の生活となりました。人に会う機会が少なくなり、入浴の必要性を感じないようにもなり、その回数は、2日に1回が3日に1回に、と徐々に減っていきました。

 

他者との接触が少なくなるに従って、とうぜん会話をする頻度も減り、家族以外の人との会話は、数日に一度、コンビニエンスストアでタバコの銘柄を伝えるだけだったといいます。

 

そんなある日、店でタバコを頼もうとしたところ、声がかすれて出ませんでした。店員に聞きなおされ、もう一度伝えたときには、いつもどおりの声が出ました。

 

普通なら気にしないような些細な出来事が、ご本人にショックを与えました。店員に変に思われたのではないか、周りの人に笑われたのではないか、と思い、逃げるように帰宅したそうです。 

 

それ以来、ご本人は、どんどん他者との関わりを避けるようになり、家族との会話も減りました。できる限り、自室から出ない生活を送り、タバコが切れたときだけ、「仕方なく」コンビニエンスストアに行ったそうです。外出は人目が少ない真夜中に限定されました。当時を振り返って、ご本人は、このように言いました。

 

「人間、ずっと言葉を発っしないと、本当に声がでなくなるんです」、「あのときは、他者がすべて“敵”のようにに見えました。いま思えば、そんなことはなかったんですが」

 

店員や道端ですれ違う人はもちろん、やさしく声をかけてくれる家族や友人でさえも“敵”のようにに見えたそうです。最初は、自分の意思で外出しなかったはずが、気がついたら外出することができなくなっていた。ご本人は、こうも言っていました。

 

「知らないうちに、小さな後ろめたさが積み重なっていったんだと思います。もとはといえば、自分のせいですが…」

 

ご本人は、学生時代まで活動的なタイプだったそうです。なにがきっかけで社会的ブランクが生まれてしまうかわからないのです。

 

それから数年間、ご本人は他者との間に分厚い壁をつくりました。後ろめたさを感じる気持ちは強くなり、「このままではいけない」という気持ちにさいなまれました。生活改善をしようとしてもうまくいかず、長い一日を過ごし、あたりが明るくなるたびに「また朝がきた…」と思いながら、布団にもぐりこむ毎日だったそうです。

 

しかし、そんなご本人が変わるきっかけがありました。それは、生まれてきた甥の存在だったといいます。近所に住む姉が、甥を連れてくるときは、リビングに顔を出しました。ご本人は、甥をとてもかわいがっていたそうです。

 

ある日、歩けるようになったばかりの甥を、姉と母が「○○ちゃん、こっちおいで」と、かわるがわる声をかけていました。その姿を傍らで見ながら、ご本人は、「自分が歩けるようになったときも、母は、こんなにうれしそうな顔で自分の名前を呼んでいたんだろうか」と思い、申し訳ない気持ちでいっぱいになったといいます。

 

そのときの想いが、ご本人を突き動かしたそうです。以前、母が持ってきたサポステのチラシに目を通してみる気持ちが生まれたのです。

 

次回、来月のブログでは、ご本人がサポステ利用を開始して就労が決定するまでの話をお伝えしたいと思います。

 

  

 

 

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※かわぐちサポステは、埼玉県事業の若者自立支援センター埼玉に併設されているため、

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