以前ご案内したとおり、先日の2月17日(土)、川崎駅近くの川崎市産業振興会館で、『ストレスとの上手な付き合い方』と題したストレスマネジメント講座を行いました。
ストレスとの付き合い方を学んだ、貴重な1日となりました。
参加者のみなさんからいただいたアンケートでも、概ねご満足いただけたようでした。
みなさんこんにちは。
ブログ担当のユースコーディネーター萩原です。
今回のストレスマネジメント講座では、自分がどのようなことをストレスだと感じるか、ワークシートを埋める方式で自己発見したり、そもそもどんなことがストレスになるのか学んだりしました。
特に「うまく行かないことが起きると『もうダメだ』『うまく行くはずがない』『どうせ嫌われている』」ということが「無意識に浮かんでくる」自動思考については、いろんな例を挙げて詳しく学びました。
他にも僕が面白いと思ったのは、ストレスの原因と職場でのストレスの感じ方をモデル化した図でした。
ざっくり言ってしまうと、「要求されることが多いのに自分の裁量でコントロールできることが少ないと、すごくつらくなってしまう」ということです。
以下、実際の講座で配布された資料から抜粋したシートです(註1)。
自分の仕事のことを思い出して、点数を付けてみてもらえますか?
それぞれの点数に応じて4パターンに分かれます。
どうでしょう?
あなたはどの群に該当しましたか?
実はワーク①の1問目から3問目が上の図の「要求度」に、4問目から6問目が同じく「コントロール」に該当します。
1問目から3問目までの合計点が高くて「要求度」が高いのに、4問目から6問目までの合計点が低くて自分で「コントロール」できる部分が少ないと、右下の「ハイリスク群」に該当することになり、さっき書いた「すごくつらい」状況になってしまうわけです。
さて、その後、講座ではストレスへの対処の仕方について学びました。
問題自体に焦点を当てる方法、感情の方に焦点を当てる方法、いろいろあることがわかりました。
状況によって適切なストレス対処の方法は違うので、いろいろな方法を知っておくと良いですよね。
講座では、睡眠を十分に取ることや運動をすること、週に1回以上仕事を忘れる時間を持つことなどを学びました。
それから、リラクセーションテクニックとしての呼吸法や、弛緩法と呼ばれる体をリラックスさせる方法も、実際にみんなでやってみました。
リラクセーションは定期的に行うことが大事で、また、最初はうまくできなくても一週間ほどやってみるのが良いそうです。
慣れないうちは「リラックスしようとすること自体に緊張してリラックスできない」のかもしれません。
最後に、自分だけの力では対処が難しいとき、周囲のサポート、つまり社会的支援を得る大切さについての話もありました。
上司や先輩、家族や友達などの他に、仕事でのストレスならばこころの耳のようなサイトを利用する手もあります。
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註1
以下の研究を元にしています。
Karasek, R. A. (1979). Job demands, job decision latitude, and mental strain: Implications for job redesign. Administrative Science Quarterly, 24, 285-308.
また、質問項目は『職業性ストレス簡易評価』を一部改変しています。