育て上げブログ

2015年01月13日

地域との繋がり、ジョブトレの『御用聞き』


皆さんは「御用聞き」という言葉、耳にしたことがありますか?

「御用聞き」と言われたら、どんなイメージを持ちますか?

 

一般的にはお店の人が、それぞれのお宅におじゃまして注文を頂く。

「まいどぉー〇〇屋です。なにか注文ありますかぁー」

・・・こんな感じでしょうか。

 

 ジョブトレには、若者たちの“働くためのトレーニング”のひとつとして、

地域の御用聞きがあります。

 

 ジョブトレの御用聞きはお店ではないので、このようなお伺いをすることは

ありませんが、ひとつだけ、本来の御用聞きを商いにされている人と

同じことをしています。

 

それは、地域の人たちとの繋がりを大事にしていることです。

 

・ご家庭の「ちょっとした用事」をお手伝いさせてください

・地域の若者が「ちょっとした用事」をお手伝いいたします

・1人ではできず、身近な人に頼みにくい用事をお任せください

 

ほんのちょっとしたことだけど手伝ってほしい。という、ご家庭の要望に応えるために、

そして、地域と若者を元気にする取組みとしてスタートした御用聞き。

今ではジョブトレに通う若者たちの、就職へ踏み出す大きなステップになっています。

 

●窓ガラスの清掃や、商店街の街灯への装飾の取り付けなど、依頼は多岐に渡ります

 

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 ●夏には草刈り、鎌で手作業を行なうこともありますし草刈り機を使用することも

 

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・人と接するのが苦手だったが「コミュニケーションに慣れてきた」

・いつも緊張しているが「ありがとう」「ごくろうさま」

 の言葉が嬉しかった

・お願いされたお手伝いの出来を褒められて、「すごく自信になった」

 

「人と接するのに慣れる」「自信がつく」というのは、

   実際の仕事体験の場を通してだけではありません。

 

 御用聞きの依頼を受けたら、お客様のお宅、あるいは会社に、

ジョブトレスタッフと一緒にうかがい、ご挨拶し、時には打ち合わせに加わることもあります。

 

与えられたことだけを行うのではなくて、

「仕事っていうのはこういう流れなんだよ」という全体を知ってもらったうえで、

その経験を役立ててもらいたいと思っているのです。

 

御用聞きにご依頼くださる、地域の商店街、会社、そしてご家庭の多くの方々から、

「頑張っている若者を応援したい」というあたたかい声をいただきます。

私たちは「若者と社会をつなぐ」役割りを担い、そして若者たちと一緒に、

若者の「働く」を地域の皆さんと一緒に応援していきたいと考えています!

 

 

若年者就労基礎訓練プログラム・ジョブトレ

 https://www.sodateage.net/service/jobtra/#start 


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